聖書黙想にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
どうすれば幸福な人生を送ることができるのでしょうか。
悪の道から遠ざける
1:1 幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。
1:2 まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。
詩編1:1-2 新共同訳
2節で「まことに」と訳された語は、「なぜならば」と訳せる語であり、原因を示していると見ることができます。
- なぜ、彼は悪しき者の誘惑の声、助言に従わなかったのでしょうか。
- なぜ、彼は悪しき習慣にとどまらなかったのでしょうか。
- なぜ、彼は自分の苦しみについて神につぶやき、不信仰者と一緒になって、神をあざけり憎むようにならなかったのでしょうか。
その原因は、詩人が2節に記されているように昼も夜も神の言葉を黙想していたからです。
聖書の黙想が彼を悪の道から救い、遠ざけていたのです。
それは実に幸いなことであったと詩人は歌っています。
本編は知恵の歌ですが
聖書の黙想は
幸いな道、いのちの道を見分け、選び取るように詩人を教えました。
引き寄せる力
詩人が昼も夜も聖書の黙想に夢中になったのは、誰かに強制されたからではありません。
彼は黄金を発見した者のように、そこに素晴らしい祝福と価値を見出しました。
詩人はその魅力に引き寄せられています。
大きな喜びと愛着をもって聖書の黙想に没頭していきます。
詩人は聖書の黙想の中に
いったい何を見出したのでしょうか。
いのちの流れ
1:3 その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。詩編1:3 新改訳
詩人が聖書黙想の中に見出したもの、それはいのちの流れです。
それは、試練の夏を乗り越えさせる神の力、活力であり
神の時である収穫の季節が来ると豊かに実を結ばせる神のいのちであり
繫栄と祝福をもたらす神の恵みです。
「神の語りかけを聞く」ための聖書黙想は
神の意志である聖書から、あなたのための具体的導きを与えます。
また、黙想という反復の中で、神の約束に対する信仰を養い育てていきます。
聖書黙想は、あなたの人生に確かな成功と繁栄をもたらしていきます。