少年ダビデの信仰

目の前には大きな問題が巨人のように立ちはだかっているかもしれません。

しかし、あなたは信仰の法則によって、神の力を引き出し

この敵を打ち破ることができるのです。

その具体的な方法をダビデという人物の信仰を通して学びます。

目次

問題と自分を比べる

問題を見て恐れ、思い煩って敗北する人の特徴は

目の前の問題と自分を比較していることです。

17:4 ペリシテの陣地から一人の戦士が進み出た。その名をゴリアトといい、ガト出身で、背丈は六アンマ半、
17:5 頭に青銅の兜をかぶり、身には青銅五千シェケルの重さのあるうろことじの鎧を着、
17:6 足には青銅のすね当てを着け、肩に青銅の投げ槍を背負っていた。
17:7 槍の柄は機織りの巻き棒のように太く、穂先は鉄六百シェケルもあり、彼の前には、盾持ちがいた。
17:8 ゴリアトは立ちはだかり、イスラエルの戦列に向かって呼ばわった。「どうしてお前たちは、戦列を整えて出て来るのか。わたしはペリシテ人、お前たちはサウルの家臣。一人を選んで、わたしの方へ下りて来させよ。
17:9 その者にわたしと戦う力があって、もしわたしを討ち取るようなことがあれば、我々はお前たちの奴隷となろう。だが、わたしが勝ってその者を討ち取ったら、お前たちが奴隷となって我々に仕えるのだ。」
17:10 このペリシテ人は続けて言った。「今日、わたしはイスラエルの戦列に挑戦する。相手を一人出せ。一騎打ちだ。」
17:11 サウルとイスラエルの全軍は、このペリシテ人の言葉を聞いて恐れおののいた。
サムエル記上17:4-11 新共同訳

一アンマはおよそ44センチですから、3メートル近い巨人の戦士がイスラエル軍の前に立ちはだかっています。

ゴリアテという戦士は、イスラエルをあざけりながら、一騎打ちを申し出ています。

しかし、誰も恐れおののいて、この巨人の戦士に立ち向かおうとしません。

こんな恐ろしい敵に自分のような者が勝てるはずないじゃないか。

戦う前からもうすでに敗北を信じ、告白しているのです。

彼らが恐れているのは、敵と自分を見比べているからです。

問題と全能なる神を比べる

神への信仰によって勝利していく人の特徴は

目の前の問題と全能なる神とを比べます。

17:32 ダビデはサウルに言った。「あの男のことで、だれも気を落としてはなりません。僕が行って、あのペリシテ人と戦いましょう。」
17:33 サウルはダビデに答えた。「お前が出てあのペリシテ人と戦うことなどできはしまい。お前は少年だし、向こうは少年のときから戦士だ。」
17:34 しかし、ダビデは言った。「僕は、父の羊を飼う者です。獅子や熊が出て来て群れの中から羊を奪い取ることがあります。
17:35 そのときには、追いかけて打ちかかり、その口から羊を取り戻します。向かって来れば、たてがみをつかみ、打ち殺してしまいます。
17:36 わたしは獅子も熊も倒してきたのですから、あの無割礼のペリシテ人もそれらの獣の一匹のようにしてみせましょう。彼は生ける神の戦列に挑戦したのですから。」
サムエル記上17:32-36 新共同訳

ここにダビデという少年が登場します。

彼はこの巨人ゴリアテは生ける神の軍隊に挑戦したのだと考えました。

われわれのバックには生ける神がついている。

この巨人ゴリアテは生ける神の陣営に挑戦したのだから、必ず敗北する。

目の前の問題がいかに深刻であり、恐ろしいものであったとしても

神の強大なる力の前には無に等しいのです。

大いなる神に信頼することによって、あなたはいかなる問題に対しても勝利することができます。

告白による勝利

信仰を大胆に言葉に出して告白することによって

あなたは神の力を引き出すことができます。

17:45 だが、ダビデもこのペリシテ人に言った。「お前は剣や槍や投げ槍でわたしに向かって来るが、わたしはお前が挑戦したイスラエルの戦列の神、万軍の主の名によってお前に立ち向かう。
17:46 今日、主はお前をわたしの手に引き渡される。わたしは、お前を討ち、お前の首をはね、今日、ペリシテ軍のしかばねを空の鳥と地の獣に与えよう。全地はイスラエルに神がいますことを認めるだろう。
17:47 主は救いを賜るのに剣や槍を必要とはされないことを、ここに集まったすべての者は知るだろう。この戦いは主のものだ。主はお前たちを我々の手に渡される。」
サムエル記上17:45-47 新共同訳

ダビデは実際にゴリアテと戦う前に5回も

自らの信仰と勝利を言葉に出して宣言しています。

神の力を引き出すための、信仰の法則の第一ステップは

その信仰を言葉に出して告白する」ということです。

戦う前に、何も見ていない、何も起こっていない時に

すでに勝利した、祈りが答えられた」と言葉に出して言うことがポイントです。

大胆なる行動

あなたがその信仰を行動に移す時、神の力が働き始めます。

信仰の法則の第二ステップは「信じた通りに行動する」「信仰を行動に移す」です。

17:48 ペリシテ人は身構え、ダビデに近づいて来た。ダビデも急ぎ、ペリシテ人に立ち向かうため戦いの場に走った。
17:49 ダビデは袋に手を入れて小石を取り出すと、石投げ紐を使って飛ばし、ペリシテ人の額を撃った。石はペリシテ人の額に食い込み、彼はうつ伏せに倒れた。
17:50 ダビデは石投げ紐と石一つでこのペリシテ人に勝ち、彼を撃ち殺した。ダビデの手には剣もなかった。
サムエル記上17:48-50 新共同訳

ダビデは筋肉を使うように普段から信仰を働かせて獅子や熊を打倒してきました。

具体的には、石投げなどを使って敵を撃退していました。

あなたが本当に信じているならば、信じた通りに行動するはずです。

信仰はその行動によってそれが本物であるかが試され、確証されていくのです。

信仰の法則の第二ステップは「信仰を具体的行動に移す」です。

ダビデはそのように普段の生活のなかで、少しづつ自らの信仰を活用し、成長させてきたのです。

そして、ついにゴリアテという巨人を打倒すという大金星をあげることに成功しました。

あなたは一気に大金星をあげることはできないかもしれません。

あなたは一気に大いなる奇跡を引き起こすことはできないかもしれましせん。

しかし、あなたが普段から生活のなかで、自分の信仰を働かせていくならば

少しずつ信仰の法則を霊的に悟っていくならば

あなたの信仰に応じて、神の力が少しずつ増し加わっていき

ついには大いなる神の奇跡をもたらすことができるようになるでしょう。

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