忍耐の力

祈りにおいて求めたものを勝ち取るにはどうすればよいのでしょうか。

祈りにおいては、何が一番大切なのでしょうか。

目次

忍耐―信じ続ける力

祈りにおいて勝利をつかみ取るために必要なもの

それは一時的信仰ではありません。

最後まで信じ続ける力、すなわち「忍耐」です。

ヤコブ書はこの忍耐の重要性を強調しています。

1:3 信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。
1:4 あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。
ヤコブの手紙1:3-4 新共同訳

忍耐とは神の言葉に対して「信仰を持ち続ける力」です。

忍耐を通して、私たちは神からあらゆる良いものを受け取ることができます。

何よりも大切なもの、それは忍耐です。

終わりまで信じ続ける力です。

終わりまで忍耐する

ヤコブは試練を喜べと教えます。

なぜならば、試練が忍耐を産みだし、成長させるからです。

いつまで信じ続ける必要があるのでしょうか。

いつまで忍耐を働かせる必要があるのでしょうか。

それは最終段階までです。

4節では「完全」と訳された語が2回使われています。

この語は「最終段階まで、終わりまで、十分に成長した、成熟した、大人」などの意味があります。

信じ祈ったものを手に入れるまで、最後の最後まで忍耐する。

なぜなら、途中で神の約束を疑い、信仰を捨てるならば、せっかくの約束が実現しないからです。

神の約束に踏みとどまる、神の言葉が実現することを少しも疑わない

忍耐を終わりまで働かせるならば、

神の言葉を信じ続けるならば

必ず約束されたものを手に入れることができます。

信仰の試練

試練という言葉は「試験によってほんものであることを確証する」という意味があります。

この語には「精錬によって不純物を取り除く、強度を増す」という意味があります。

信仰の試練は「不純物を取り除き、信仰の強度、耐久性を増し加える」という目的があります。

神が私たちに試練を与える目的について深く考えてみましょう。

12:5 また、子供たちに対するようにあなたがたに話されている次の勧告を忘れています。「わが子よ、主の鍛錬を軽んじてはいけない。主から懲らしめられても、力を落としてはいけない。
12:6 なぜなら、主は愛する者を鍛え、子として受け入れる者を皆、鞭打たれるからである。」
12:7 あなたがたは、これを鍛錬として忍耐しなさい。神は、あなたがたを子として取り扱っておられます。いったい、父から鍛えられない子があるでしょうか。
へブル人への手紙12:5-7 新共同訳

愛するわが子に「忍耐という最も重要な資質」を与えようとされる

苦しみのなかで、あなたは父なる神の愛情を感じ取ることができるでしょうか。

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